199)「BARA'ברא」の本来の意味

 

「BARA'ברא」とは創世記の冒頭に初出の神が創造すると訳されているヘブライ語の部分です。同様の意味で「作る」意味の単語は「ASAHעשה」などがありますが、「BARA'ברא」は神を主語にした時にのみにしか使われないと言われるる単語と言われています。何か特殊な意味があるのでしょうか？これについてはオランダの考古学者ELLEN VAN WOLDE女史の数年前の研究が注目されます。彼女は「BARA'ברא」は「seoarate」の意味だと言ったのですが、アラム語にも息子意味の「BARבר」がある様にある種「分岐」を臭わせる意味を嗅ぎ取ることができます。現在でもヘブライ語辞書には「cut down forest 森の木を切り出す」と言う意味も別にあり、切り分ける意味が残っています。神がどの様に創造したのかが推測されようと言うものです。創造は何もないところからポッと手品の様に作ったのではなく、混沌とした状態を整理、分析して新たな物を作ったという創造の手法迄解ると言う事であろうと思います。