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2015年3月20日金曜日

204)トーラーの作者の自制心

トーラーは我々にどう言った事を提供してくれているだろうか?この壮大な物語群は抑も作者が秘匿されています。ユダヤ人の先祖のヘブライ人の賢人であるだろう事は解るのだけれど、その知性の深さ、博さに比して個性の秘匿は並大抵のレベルではない事が読み取れます。個性の秘匿と言う事はこの作品の成果を個性に帰属させる事を辞退しているに違い無いと推測されます。多くの宗教では教祖は名を残しますが、何故かこの個性は名の秘匿をする事で得る物があっただろうか?と思える程、得る物はなかっただろうか?トーラーを聞く者の方にのみ利益がある様に配慮したのではないかと思える程の見事な秘匿振りです。この物語群が一人の手になるものか、何世代もの時間を要したのかも解りません。しかし、その骨格を作った知性は世代を経ても貫ける程の眼力があったと言う事ですから、構想の初めから維持出来る筋書きは作れたのだろうか、或いは五書の途中で息切れしたのでしょうか?/……

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