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2015年3月5日木曜日

194)現実と喩の境界線を越えると

宗教は創始者自ら譬え話=喩を用いて説明した経緯があるので、それを受け止めようとした大衆は現実と喩の境界線を見失ってしまう事が往々にしてあります。実は創始者自身も現実と喩の境界線を見失っているからこそ喩を拡張して述べているので喩は殆んど実体と変わらぬ事になっています。架空の概念の積もりだったものが実体へと格上げされてしまうのです。トーラーでは警戒し乍ら喩を使用しています。必ず現実に立ち返る様に促しています。ところが、宗教が喩の構造を放置し出すと喩が独り歩きし出し、拡大解釈され、実体化に歯止めが掛からなくなります。
現実から目をそらせたくなるのは私も含めて普遍的な現象です。宗教はこの衝動をエネルギーに変えて成長すると言っても良いと思われます。

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