| 宗教は今でこそ正しいとか間違ってるとか言い争っているが、正誤を持ち込んだのは最近である。最近と言っても長い人類の歩みの中でほんの僅か数千年程度である。それに正誤という価値基準さえ移ろいやすいものであるのに、倒錯などと言う価値基準は日頃何によって生きているだろうかの見当が付こうと言うものである。宗教がどの様な実態かは把握できないが、少なくともトーラーの出発点は高度な人間観察に基づく表現、描写であっただろう。それに対しての同意、応答があったと見るべきであろう。古代の宗教は市民社会の選択的宗教とは全く違う。古代の知性が組み立てた覚醒と解放の方式に従うしかないのである。そう言う世界なのである。 |
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