この現実の世界以外に別の世界があるという思想は多くの宗教や習俗因習の中に生きています。例えば天国と地獄、冥界、冥土、あの世、神の国など「ご冥福をお祈りします。」と言う常套句もあります。これらは、共通したある思想を持っています。これらの思想を捉え直す方法としては、現実のこの世界に於ける倫理的な未解決の問題、解決の出来なかった問題を、何らかの形で「先送り」すると言う思想であると思います。この世の倫理はこの世での要求に基づいているのであって、何をする、してはいけ無い等は現実のこの世界で行なって計られるべきものとして決められている又は契約されているのであるので、その結果をあの世を空想で設定して解消する発想は総て「先送り」の思想と言えます。私は現在生活習慣病の一種で障害者となり療養生活を送っていますけど、この世で犯した間違いはこの世で引き受けて償うしかあり得ないと、この世は架空の世界では無いと極当たり前に受け止めているのです。
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