מבנה

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2015年3月29日日曜日

210)トーラーの構造を読みこんでおかなければ、虚実(夢現)の境界を見失います。

トーラーは伝説、事実の記憶、創作等様々な素材を総動員して、ヘブライ人に警告を発しています。トーラーの中に警告を呼びかける対象としてヘブライ人を選んでいると言う形をとっています。我々がこの素材を選んだ事を警告とは受け止めずに事実だと受け止めてしまうのは愚かな事と言わざるを得ません。先ず警告と受け止めてこそのトーラーの価値と言うべきでしょう。物語の素材として使用したあらゆる概念は例え事実由来のものだとしても、一旦喩として咀嚼しなければ他の喩と混ざり混んで虚実の境界を見失うことになります。その様な受け止め方は喩が事実であるとの無理な認識が前提であ奇妙な信仰心を生む事になります。喩として書かれたものを実体化する事は喩の存在を認めたら即救済に繋がるとの逆転した本末転倒の考え方しか生みません。子供が「神様って本当に居るの?」と聞くウチは可愛らしいとも言えますが、いつまでもこのレベルのままでは苦笑されてしまうだけでしょう。又、救済の度が足りない等の不満足な結果を生んでしまえば、それは喩としての概念を実態化出来ない事を指摘され、信仰心が足りない等と言われる事で丸め込まれてしまうのが落ちとなるでしょう。信仰とはトーラーには無関係な概念であるのですが。

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