מבנה

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2016年3月2日水曜日

262)現実の矛盾から目を逸らす「冥界の理屈」

「信じる事」は担保がなければ出来ない事位解りそうなものだが、多くの人は大仕掛けな嘘にはコロッと騙される。お金が盗られる類の事は警察が調べてくれる事であるが、時には命さえ差し出す事にもなってしまうのである。命は殉教という形や戦争で奪われたりするのである。今の日本では戦死者のいる家庭は少なくなった筈だが、昔は戦死者のいる家庭はザラにあったものである。国家に殉じる戦死者は英霊などと持ち上げられて奉り上げられるが、宗教の方の殉教も大して変わりはないのである。殉教者は時に聖人や福者等と云う有り難くない称号を与えられたが大概本人も納得の死だったのだろう。死に特別の意味を持たされた結果である。私は死者への追憶を持つ事はあっても、死の先には一切の価値を認めないのである。トーラーを携えて来た人々も然りであった。何れにしても我々は生きてこその出逢いであり、生きてこその建設なのである。冥界の精密描写はある種の宗教には欠かせないトリックである。

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