| 大概の人は大病を患うと全てを諦めて病気の回復だけに専念するのだろう。しかし、私は諦めがつかず、踠き苦しんでいる。これが病気を悪化させる原因らしい。 止むを得ないのである。私が踠く原因は傍らにトーラーがあるからと言っても良い位である。それは恰も此の期に及んで「生きよと!」と言われている様なものなのである。自分で命を断たない限りは「生きて新しい仕事をせよ!」と言われるのである。トーラーが神の啓示なら余りにも苛酷な啓示である。この病気は神経の誤感知によって、一生終わることのない痛みが続くのであるが、周囲には全く理解出来ない痛さの様である。ペインクリニックの医者でさえ手の下し様がない。日頃の生活習慣を疎かにして来た報いだと突き放されるのが関の山なのである。それでも私は現在別の歓びに浸ることが出来ている。他者にはあり得ないだろうところのトーラーとの真の出会いにである。トーラーに深く沈潜しているのである。 |
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