| 古代ヘブライ人のトーラー宗教はスタートが幸運だったと思う。男性原理の良し悪しについては議論のある所であろうが、アブラハムを先祖のトップに続けて族長達の的確な性格付けが効いているのが絶妙であった。この三人の族長のエピソードが神名「Elohim」の語源的根拠に結実していると思われるから、完全に複数形になったとと思われる。若し、族長伝承が二人に留まっていたら「Elohaym」になっていたかも知れなかったが、何の加減で「Elohim」になったかの真相は全く解らない。矢張り三つの要素が必要だったのだろう。こうしてユダヤ教は出発したのである。その後、歴史過程の中で揉まれ、ユダヤ教は多様に発展したのだろう。ところが、キリスト教、イスラム教はユダヤ教が発展過程に生まれ落ちた。ユダヤ教が喩として描写していた概念を実体的に捉えてしまった。ユダヤ教的な立場だったら踏みとどまる筈で、先走りはしなかった筈である。 |
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