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2013年1月22日火曜日

46)どうしたら構造がわかるか?構造の抽出方法のヒント

どうしたら構造がわかるか?それはトーラーתורהの各ストーリーに其々の特徴、トピックにタグを貼る事から始めます。どんなタグにするかは研究者の関心の持ち方にも依るでしょうが、出来るだけ先入観のない公平な言葉を選ぶべきだと思います。ストーリーの主人公は誰かとかはそのストーリーだけのタグに終わる可能性が高くなる事を覚悟しなければなりませんが、取り敢えずやってみます。寧ろ一般的な単語で各ストーリーに横断的に使えそうな単語を選ぶべきですが、どう云う単語を選ぶかは、あらかじめ考えることは難しいですし、矢張り研究者の個性に属する事でもありますから、自由に考えたら良いと思います。
例えば、[]に単語を入れてタグとしてみます。「創世記冒頭、天地創造」のストーリーの場合でしたら、
私なら[神(三人称複数形)が][まず先に、天を][次に地を][創造する、した(三人称単数形][六日間働く][一日休む=安息]などと次々と特徴を列挙して行きます。この場合、神が盛んに創造の都度、「これを見て良しとされた」と書いてありますが、ここにタグを貼るのは一種価値感も働きますから、研究者の個性が出るところでしょうが、取り敢えずは[満足した]としておきます。完全に公平な偏見のないところというのは無理なので、後で随時調整する事にして、神は仕事の[結果に満足した。]と、概ね纏めておくことにします。また、タグはひとつのストーリーに対して複数個貼りつけて偏りのない様にすべきです。後にどれが有効となるかは解りませんから。ここでは一例の説明ですので、サラっと行きます。
次には、この様に、各所に貼りつけたタグを概観する作業に入ります。この概観する際に同じタグどうしの質的な差が無いかを探します。或いは一旦貼りつけたタグどうしで一見違う単語であっても、タグどうしの共通性を見つけたりして整理してみます。例えば、「神が良しとしたことと、良しとしなかったことをひとつの括りにして、良い悪いの[価値感]というタグを改めて付けることにします。
こうして整理の為にはある程度抽象語も含めながら整理をして行きます。
この様な作業を続けると各所の共通性、逆に格差も浮かび上がって来ます。共通性に於いては同じテーマを扱ってるかもしれないと云う推測も成り立ちます。格差に於いては価値判断が働いているとの推測も成り立つ可能性があります。或いは類似という判断を下されることもあるかもしれません。
こうして既述された言葉だけで見て来たトーラーתורהの印象が非言語的構造を知ることによって可視化=言語化されて意味が浮かび上がってくることが期待される訳です。
タグは任意の単語を選んでつける訳ですから、当然ながら研究者自身の主観に成りますが、ひとつひとつのタグは主観的なタグであっても、横断的に繋ぎ合わせる作業が待っていますから生きるタグと死ぬタグも出てくる筈です。生きるタグを利用して構造を探すことに成りますから作業過程の心配は不要であると思われます。但し、出来るだけストーリーの性格を多角的に感じられている事が望ましいとは言えます。構造を探す過程で試行錯誤もあり得るわけですから、要は自分のテーマに従って進めることがベストと言えると思います。

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タグに選ぶ単語が偏ったものばかりとすれば、導かれる構造が特定のものに誘導されるであろう事は当然ながら想定されるので、得られた結論としての構造記述と一緒にタグにどの様な単語を利用したかの記録は残しておくべきでしょう。その単語を他者にも検証出来る様にしておくことは客観性の維持のためには必要な作業かもしれません。 タグの単語が偏っていれば結論を誘導したと評価されることを覚悟しなければ成りません。また、可能な単語を排除することも意図的な判断であるので避けなければならないと思われます。

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