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2013年1月10日木曜日

42)ツールの再確認(再録)と例

構造解析の為のツールは様々考えられると思いますが、何より手掛かりになるのは、矛盾や、タダではやり過ごせない表現に出あった時が絶好のチャンスとなると思います。トーラーの中には黒子が隠れている様でこれが大変な意地悪な役目を果たしている様です。トーラーを読み進めるうちに、躓け!そこで躓け!と言っている様です。それに気がつかずに当たり前の顔をして通り過ぎると折角のチャンスを逃すことになります。素直に蹴躓いて転んでしまって良いのです。疑問を持つのは転んでからで十分です。黒子の仕組んだ仕掛けに引っかかれば良いのです。矛盾で有る筈の処を合理化してスマートに納得することは無いのです。
そう言う蹴躓く箇所をタイプ別に下記にまとめてみました。具体的にどういう箇所があるかは稿を改めますが、いくらでもほじくれば出てくると思います。これは宝探しの様なもので私のこれからの愉しみでもあります。


【1】Gap型=トーラーの中の物語によって質的な落差のあることを観察、計測出来る場合。
[例]このタイプを説明する為には二項記事が必要となります。例えば、創世記冒頭の神の創造の仕事を第一項目とすれば、出エジプトのヘブライ人の奴隷の身分における仕事のあり方を第二項目とするという様にです。
【2】Irr型(イレギュラー)=文法的に違和感、無理のある場合。
[例]典型的な記事としてElohim三人称複数形が主語の時にそれを受ける動詞bara'が(三人称)単数形であるということです。尚且つ、Elohimと並列して登場するYHVHが固有名詞で有る為、三人称単数形であると想定されると言うことです。
【3】Link 型=物語を越えて別の物語との間でリンクしている言葉や状態がある場合。
[例]ノアの箱船の物語で箱船Tevahと言う単語と、赤子のモーセがナイル川に籠に入れられて難を逃れる時のパピルスの籠Tevat Gome'(Tevat=Tevahのconnective形)の単語との共通性です。
【4】Neg型=意外な形で現象を否定している場合。批判していることも含む。
[例]バベルの塔の物語は言語の混乱を説明したと受け止められているが、それは罰として与えられたもので、それが主目的とは書かれておらず、寧ろバベルの塔を作る目的が、天を目指すことが明記されているので、こちらも見落とすことが出来ない記事と思われるのです。
【5】Rel型=古代の宗教上の改革の痕跡が認められる場合。
[例]度々登場する燔祭の儀式の記事は古代宗教の最重要な部分を繰り返し載せることにより、古代からの宗教の一義的な重要度を知らしめていると思われる点です。
【6】Ing型=状態が変化途上にある場合。
[例]
【7】Sec型=重要な部分なのに敢えて秘匿する部分がある場合。
[例]
【8】Ded型=演繹的に展開している場合。
[例]
【9】warn型=警告。他の宗教、民族の破滅、且つ自らの民族も含めての失敗を例に出して警告を発する場合。
[例]
トーラーは文字通りヘブライ語聖書を基本とします。聖書という言い方は相応しいとは言えないかも知れません。ですから、 トーラーという言い方しか採用していません。クリスチャンが旧約聖書と読み替える事は、構いませんとは言いませんが、気づいた方からトーラーと云う言い方に慣れて頂きたいと思います。また、トーラーを一般的な日本語訳の律法と読み替える事は決して適訳とは言えませんので、トーラーはトーラーのままで良いかと思います。

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