מבנה

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2015年2月26日木曜日

189)「バランス」なのか!「葛藤」なのか!

トーラーにはバランスを取ろうと意識していると見える側面と葛藤している様に見える部分とが区別出来ずにない混ぜになっています。バランスと言うと理性的にも感じる事もできますが寧ろ人間的に葛藤して歴史を刻んでいるのだろうと感じてしまうのです。典型的なのが、イサクの燔祭の結末です。これは流石に解決法が見つからなかったのでしょう。これ程悩ましい選択は記述者にとってないであろうと思います。今現代人がこれを読むと、山羊の出現は都合の良い小道具に見えるだけかも知れません。しかし、古代のトーラー記者は悩み抜いてこの記述に決定したのでしょう。この記述の痛みが解らないとイサクの存在の価値は解らないと思います。
私は実はずっと、イサクの存在を見過ごしていました。と言うよりほぼ無視していました。アブラハムだけ、ヤコブだけでは言い尽くせない人の在り方があるという事が解ったのです。「バランス」でもあり「葛藤」でもあることが人の在り方である事が偽りのないところでもあるのでしょう。

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