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2015年5月15日金曜日

154)行間を読むと言う事

私はこれ迄本の読み方が下手でした。一頁目から気に食わない表現があればそこで放棄した本が数知れません。更に著者の言いたい事が全く解らないのです。何故著者はこんな表現しか出来ないのだろうか?もう既に書から気持ちが離れ始めたら、いつ止めようかと考え出す事に屡々なったものでした。これが世界を動かしている書なのか?これが世界の古典なのか?こんな子供騙しの様な物語が読むに値するのか!しかし、トーラーに同意するにも否定するにも、取り付く島がなかったと言うのが実情でした。止むなくトーラーを前にしてウロウロするばかりでしたが、ある時、創世記の奇妙な書き方に気がついた事が切っ掛けでした。それは、創造する前に名付けがあるのは変でしょう!本当にこれは創造だったのか?ええ~っ?何か別の事を言おうとしているんじゃないのか?これはトリックじゃないのか?こんな所で躓いたままじゃいけないぞ思いました。そこからは、疑問を素通りせずに引っかかったまま溜め込むようにしました。この書は納得して読み過ごしてはいけない類いのものだと思ったのでした。そう言えば変なところがあちこちにあるのです。トーラーと言う書に限らずユダヤの習慣には不思議で、引っ掛かる事ばかりなのに、宗教的習慣だからとそのまま納得して疑問視しない事もあったのですが、其々の理由があったと言う事が次第に解ってきたのです。疑問は全てトーラーに必ず根拠を求める事が出来たのです。
NOタイプ説明例示
【1】Gap型(ギャップ型)トーラー中、物語によって質的な落差のあることを観察出来る事、計測出来る場合。[例]このタイプを説明する為には二項以上の記事が必要となります。例えば、創世記冒頭の神の創造の仕事の在り方を第一項目とすれば、出エジプトのヘブライ人の奴隷の身分における仕事のあり方を第二項目とするという様にです。
【2】Irregular型(イレギュラー型)文法的に違和感、無理のある場合。[例]典型的な記事としてElohim三人称複数形が主語の時にそれを受ける動詞bara'が(三人称)単数形であるということです。尚且つ、Elohimと並列して登場するYHVHが固有名詞で有る為、三人称単数形であると想定されると言うことです。
【3】Link 型(リンク型)物語を越えて別の物語との間でリンクしている言葉や状態がある場合。 [例]ノアの箱船の物語で箱船Tevahと言う単語と、赤子のモーセがナイル川に籠に入れられて難を逃れる時のパピルスの籠Tevat Gome'(Tevat=Tevahのconnective形)の単語との共通性です。
【4】Negative型(ネガティブ型)意外な形で現象を否定している場合。批判していることも含む。[例]バベルの塔の物語は言語の混乱を説明したと受け止められていますが、それは罰として与えられたもので、それが目的だったとは書かれておらず、寧ろバベルの塔を作る目的が、天を目指すことが明記されているので、こちらも見落とすことが出来ない記事と思われるのです。寧ろこちらに対する罰だった可能性がありそうです。
【5】Religion型(宗教改革の痕跡)古代の宗教上の改革の痕跡が認められる場合。 [例]度々登場する燔祭の儀式の記事は古代宗教の最重要な部分を繰り返し載せることにより、古代からの宗教の一義的な重要度を知らしめていると思われる点です。多くの場合最重要性を呼び起こす際に登場する記事が表れた時など。
【6】Ing型(進行中型)状態が変化途上にある場合。[例][例]ノアの先祖達の生存年数が徐々に減って行くことが読み取れますが、初めの長寿だった時代が現状に合って来る事を表していると思われますが、これが何を直接訴えているのかは私は解りません。
【7】Secret型(秘匿型)重要な部分を敢えて秘匿している部分がある場合。[例]トーラーは度々小さい改革を繰り返している為改革の結果をトーラーの冒頭に戻って書き直していることが窺えるます。その例として、神名が挙げられます。又リンク型の場合にもリンクを作る目的で物語を挿入した可能性があります。トーラーに直接書いてある訳ではないが、神名「Elohim」「YHVH」は由来とか読み方の伝承が途切れていると言う事実があります。
【8】Ded型(中心的課題を演繹敷衍している型)演繹的に展開している場合。[例]
【9】warning型(ウォーニング型)警告。他の宗教、民族の破滅、且つ自らの民族も含めての失敗を例に出して警告を発する場合。[例]

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