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2016年1月25日月曜日

386)トーラー解析の序章

私はトーラーというものが魅力的で心に響くものがあったのですが、それとこの書を携えて来た民族とは如何に交錯するのかが、今一つ解らなかった。その溝を埋めようとトーラーそのものをヘブライ語で読む事で理解しようと努めたのであるが、矢張りヘブライ語原典で読む事は正しかったと思っている。これ迄多くの巷に溢れるユダヤ本が皮相的な紹介、解釈に終わっている状況は払拭出来たのでは無いかと思う。トーラーはキリスト教を始め他の宗教でも共有してる筈のものなのであるが、何が解ったと言えば、トーラーはヘブライ人の先祖が収集した物語を組み立てた壮大な計画に基づいた哲学的建築物であったのだ。トーラーを採用した他の宗教は利用した物語の喩としての役割に気が付かず、書かれた物語を真であると誤読して終わらせてしまったのだ。トーラーは文字で、言葉であるが、同時に物語の組み合わせでもある。この物語どうしの関係を洗い出さなければこの壮大な書の意味するところは見えて来ないのである。即ちトーラーは幾つの物語に分割されるかは不明ながら、物語の始まりと終了は誰でも理解できるものなのである。これら物語の評価は解釈の余地がある所であろうが、各物語の関係は極事務的に行なえば良いのである。各物語の即物的側面を先ず書き出す事から始めれば良いのである。物語を観察し、どの様な関係になっているかを記述するだけで良いのである。すると物語の持つ関心事が浮かび上がる筈である。トーラーの各物語の共通点や非共通点が浮かび上がって来る筈である。それは何かはここでは触れない事にしたい。

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